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千本に上がる虹は

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ひと月ほど前、コローリ・カフェの店先に、虹色の旗が揚げられました。

これは、「レインボーフラッグ」と言って、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー、トランスセクシュアルなどのセクシュアルマイノリティーたちのシンボルとして世界中で使われているものです。よく見ると、それは、一般的な七色の虹とは少し違い、赤・オレンジ・黄・緑・ブルー・紫の6色で構成されています。この6色の虹には、我々の性的指向や性自認は、かように多様で、我々の生き方もまた、かようにカラフルであるという意味が含まれています。

私がこのレインボーフラッグを揚げた日、コローリ・カフェでは、私と私の友人が主催する、クィア女性のためのパーティーが開かれました。

 *クィア(queer)とは、英語で、「奇妙な、風変わりな、不思議な」という意味を表す言葉で、
  もともとは、主に男性同性愛者を呼ぶ別称、差別用語として使われていましたが、
  当事者たちが、その差別意識を逆手に取り、
  ラディカルに、むしろ自己肯定的に自称しだしたことで、
  今では、セクシュアルマイノリティーを包括的に指す言葉として使われます。

そのパーティーに集まった、年代も職業も国籍も人種も様々な40人の女性達が、仲間と出会い、語り合い、幸せそうに笑う笑顔を見て、私は、一日限りと思っていたレインボーフラッグを、この先もずっと揚げたままでいようと決めました。

ニューヨークの街並みを歩いていると、風になびくレインボーフラッグにたびたび遭遇しました。多種多様の人種が集まるニューヨークで、性の多様性を謳うレインボーフラッグは、セクシュアリティーの枠を超えて、人々の多様な生き方を肯定するかのように、風を受け、空高く、悠々となびいていました。ウエストビレッジの片隅で、綺麗な6色の虹を見上げていた私は、いつか自分の店でも、この旗を揚げようと静かに思いました。

私がこうして旗を振ることで、ニューヨークの私がそうだったように、誰かの心を勇気付けることがあるかもしれません。そして、こうしてみなさんにその意味を伝えることで、あなたの隣にも必ずいるクィアたちの存在に気が付くかもしれません。ハッピーでカラフルな私たちの姿は、今日も千本出水で風に揺れる虹のように、ささやかな日々の営みの中で、もうすでに、あなたの前にも現れているのです。

コローリカフェは、多様な生き方を応援します。いろんな人種、いろんな国籍、いろんな考え方、いろんなセクシュアリティー、いろんなジェンダー、いろんないろいろを持った人々が自分らしくいられる空間、そんなカフェでありたいと思っています。

メルティング・ポットではなく、ビューティフル・モザイク。

どうか、虹色の旗を見に来てください。そしてその美しさにちょっとだけうっとりしてください。私はいつも、こうしてキッチンの窓から見えるこの旗に、うっかり涙がこぼれるくらい見入ってしまったりしています。

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by colori_caffe | 2009-05-06 15:19 | colori days